令和の意味と由来【万葉集要約】

2019年4月1日の11時30分から始まった記者会見で、菅官房長官から平成の次の元号「令和(れいわ)」が発表されました。

令和の令は「命令」や「令状」と同じでイメージが悪い?不吉?堅苦しく不自由で上から目線な感じでイマイチじゃないか?

正直、「令」という漢字は自由と真逆で、堅苦しい印象を受けました。上記のように、現代、「」といえば「命令」が真っ先に思い浮かぶからです。

お上が出す「命令に従って和をなせ」的な印象を受けた方もいたようです。

冷たいイメージという意見もありました。冷と令は似てますもんね。

 

他には、現代では「令状・号令・司令・指令・伝令・発令・命令・辞令」などで使われる漢字です。

 

✅ しかし、調べると別の意味があり、「」は非常に縁起がよい意味もあります。

令和は、万葉集が由来です。正直、プラスのイメージにするには、「こじつけ感」がありますが、できるだけわかりやすくまとめました。

 

令和の意味と由来

「萬葉集、巻5-6」

引用:国立国会図書館「萬葉集、巻5-6」
天平二年正月十三日 師の老の宅に萃まりて宴会を申く。時に初春の月にして気淑く風ぎ梅は鏡前の粉を披き蘭は珮後の香を薫す。

『万葉集』は20巻からなる日本の歌集で、推定で西暦770年に作成されました。編者は大伴家持と言われています。

平成までの元号は、全て中国の書物(漢籍)を元にして考案されたものです。つまり、日本の歌集が由来となる「令和」は、元号としては初めてのものとなります。

 

令和の令の意味

万葉集で出てくる「令月」が由来です。令月の意味です。

月(れいげつ)の意味

何事をするにもよい月。めでたい月。「嘉辰(かしん)令月」

ということで、令といえば「命令」の令と思い浮かべてしまいますが、何事をするにも良いめでたい月という意味から取った「令月」の令です。

 

令和の和の意味

✅ 風

風が和らぐという意味です。梅の花を歌った平和な様子の意味で、厳しい季節の後の穏やかな春風で和らぐというイメージです。

 

2019年は平成31と令和元年

2019年は、4月30日までが平成31年です。

✅ 5月1日から令和元年となります。

つまり西暦2019年は、平成31年であり、令和元年となります。

 

令和はローマ字でRかLか?

ローマ字表記はReiwaと記します

令和は「R」です。

 

元号不要論

元号は不要でシステム運用では邪魔だとも嫌われる分野や、管理上不便で無駄になるケースが正直結構あります。

ただし、天皇制度と日本文化の象徴でもありますので、効率化を妨げない形であれば今後も存続する価値がある大切なものだと考えている人が多いようです。

ここは政治的な思想なども絡み、問題の本質がズレて論じられることが多い部分です。

西暦で管理し元号は、日本の時代の区切りなどを認識しやすい制度として有意義なものであるという意見もありますので、「両立」させていけば良いのではないかと思います。

ちなみに「免許証」は2019年3月から西暦と元号の同時表記になりました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39262670R21C18A2CR8000/

元号表記をやめる予定だったそうですが、2万件の意見のうち、元号表記をやめることに対する反対が4千件あったため、この形に落ち着いたそうです。

これなら、西暦派も元号派も困らないので良い感じですね。

JRもきっぷなどを西暦表記に変更したことが話題になりました。

定期券など時間をかけて管理、識別が必要な証明書系の管理では西暦がベースでないと連続性が担保できないので元号は非効率と言えます。

 

令和は令月(れいげつ)の令で縁起が良い!

命令ではなく、令月(れいげつ)の令で、何事をするにも良い月から来ているので、縁起がよい元号です。

✅ 会見では、下記のような意味で「万葉集からの引用である」と解説されていました。

初春の令月(れいげつ)にして 気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす
人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ

 

✅「平成」よりも画数が良いという姓名判断をしている専門家も多い様子です

 

いずれにしても、縁起がよい!・・と受けとめて慣れ親しみたいなと思います。

システム的に不便なものは、免許証のように徐々に改善されてきていますので生活面で問題になることもありません。

 

新元号「令和」が、戦争や恐慌、天然災害のない幸せな時代になって欲しいと心から願います。